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ポジティブ・インパクトの創出

ポジティブ・インパクトの創出

IIF大田マニュファクチュアリングセンター(OTAテクノCORE)の取得

IIFは2019年2月、「IIF大田マニュファクチュアリングセンター(OTAテクノCORE)」に関するインパクト投資プロジェクト(匿名組合出資持分の取得)を実施しました。この取得は、J-REITで初めてポジティブ・インパクト金融原則に則ってなされたものです。

IIF大田マニュファクチュアリングセンター(OTAテクノCORE)の取得

SDGs/ポジティブ・インパクト金融原則に則った取り組み
IIFでは、本取得がSDGsにおいて重視する上記4項目に該当し、持続可能な社会の実現に貢献すると考えています。
さらに、国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)が提唱する「ポジティブ・インパクト金融原則」に基づくものとしてその適合性について第三者から意見を取得しています。

  • 「ポジティブ・インパクト金融原則」とは、2017年1月に、国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)に賛同する金融機関を中心とするメンバーにより、経済、社会及び 環境面でのプラスとマイナスの影響を考慮した上で、プラスとなる影響を増大する努力を導くための金融における一連の共通原則として、持続可能な開発とSDGsを実現するため採択された原則です。

持続可能な社会を目指す取り組みのイメージ

持続可能な社会を目指す取り組みのイメージ

ポジティブ・インパクト投資のモニタリング方針

「IIF大田マニュファクチュアリングセンター(OTAテクノCORE)」で設定したインパクトについては、以下のモニタリング方針に則り、毎月もしくは年に一度、定期的に計測しています。

この表は左右にスクロールできます。

インパクトの
カテゴリ
内容 KPI モニタリング手法 時期・具体的な方法 - 2020年度 2021年度 2022年度 対比 備考
「雇用」及び「包摂的で健全な経済」
(正のインパクト)
中長期的な産業振興のための人材育成と技術継承の場の確保 ① 中小企業向けの割安な貸室の提供
② 入居企業により維持・創出された雇用の数
③ 入居企業により創出されたイノベーションや受賞の件数
① 契約面積推移
② 貸室内従業員数
③ 特許や各種のアワード獲得数
① Property ManagerからのManagement Reportにて契約面積を把握し年単位で推移を観察
②③ 毎年2月末に実施しているテナントアンケートにより必要な情報を回収
① 契約面積(エンドテナント)
 賃貸可能面積(m2 6,122.38 6,122.38 6,122.38 0
 契約面積(m2 6,122.38 6,122.38 6,122.38 0
 稼働率(%)
 ※倉庫除く
100% 100% 100% 0
② 貸室内従業員数(人) 192 187 189 +1.1%
③ 特許・各種アワード獲得 0 0 0 0
「気候」
(負のインパクト)
建物における非効率なエネルギー使用によりCO2排出量が増大するリスク エネルギー消費原単位、CO2排出原単位 使用電気量の把握 集中検針装置によりテナント毎に月次で把握。年単位で建物全体の使用量の推移を観察 使用電力量 (kwh) 2,035,560 2,013,225 2,016,002 +0.1%
「土壌」
(負のインパクト)
入居企業である工場から排出される有害廃棄物による周辺地域の汚染のリスク 有害廃棄物排出量 テナントに対する有害廃棄物排出有無のヒアリング 清掃局に提出するために毎年4月末に各テナントから回収している産廃排出量調査票に有害廃棄物の項目を追加して把握 有害廃棄物有無の把握:廃油 (ℓ) 10,400 1,400 2,000 +42.9% 変動要因:テナントの機器入替等
  • 本インパクト投資に対する第三者意見はこちらをご参照ください。
株式会社ディ・エフ・エフ, 産業ファンド投資法人, 三菱商事・ユービーエス・リアルティ株式会社